忍び寄る環境ホルモンの恐怖

2023/02/13

環境ホルモン

 

ってご存知ですか?

 

「ホルモン」っていうと

 

体にいいもの?

 

体調を整えてくれる?

 

って思う人もいるかもしれませんね。

 

 

 

 

残念!

 

 

 

 

環境ホルモンとは

 

私たちの認知している”ホルモン”とは

 

まったく違う物質です。

 

というか真逆の働きをするものです。

 

 

 

ホルモンが

 

体内で自然に作られ

 

体内の恒常性を維持するのに対し

 

環境ホルモンは

 

体外で人工的に作られ

 

体内の恒常性を混乱させるという

 

大変厄介な物質。

 

 

 

 

この世に絶対はないし

 

善悪二元論はナンセンスとはいえ

 

それでも・・・環境ホルモンは

 

絶対的な「」だと

 

言ってしまいたくなるくらいの

 

ヤバいもの。(と私は思っている)

 

 

 

 

 

 

1997年に出版されたこの本によって

 

注目されるようになった

 

環境ホルモンですが

 

(Amazon)

 

 

環境ホルモンというその言葉は

日本独自の言葉であり

 

正式には

 

内分泌かく乱物質といい

(外因性内分泌かく乱物質・外因性内分泌かく乱化学物質

 という呼び方もあります)

 

ひとつの物質のことを指すのではなく

 

生物のホルモンの働きを狂わせ

 

様々な異常を引き起こす物質全般を

 

を指しています。

 

簡単に言えば

 

生物や人に危害を及ぼす物質

 

のことを総称して

 

環境ホルモンと呼んでいるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ところでこの世の中には

 

どのくらいの化学物質が

 

存在していると思いますか?

 

化学物質というとすべてが”悪”みたいに

捉えてしまいがちなんですが

この地球上にあるものはすべて化学物質によって

構成されています

自然なものであろうが人工的なものであろうが

すべて化学物質です。

 

 

 

2020年1月現在、 CASという

 

アメリカの化学物質登録サービスには

 

約2億2700万種類(!)の化学物質が

 

登録されています。

 

 

 

その中で

 

人間が合成してつくった

 

「合成化学物質」が約1億数千万種類。

合成化学物質とは
科学的に分子構造を組み替えて合成したもので

自然界にはない物質です。

 

きっかけは、1920年代アメリカで
石油精製の時に出る廃ガスから

イソプロピルアルコールという合成化学物質が

作られるようになったことでした。

 

合成化学物質は、安価で使いやすく
使い捨てに向いていたため

またたく間に、時代の寵児になりました。

そして、合成化学物質で作られた日用品は
どんどん増え続け2001年には
2800万種類を数えるまでになりました。

 

 

 

この合成化学物質のうち

 

有害である

 

と認められた物質は

 

数千種あるといわれています。

(それ以外の物質が「すべて安全である」と

 認められているわけではありません。)

 

 

 

 

 

 

 

すべての有機物質は

(あ、この有機はオーガニックの有機じゃないよ。

 炭素を含む、という意味です。↔︎無機物質)

 

土の中や水流、海流、大気圏で

 

バクテリアや菌類などの

 

微生物たちによって分解され

 

(これは人体の中でも同じことが起こってます。

 だから消毒ばっかして菌たちを皆殺しにするな

 って言いたい。)

 

 

(illustAC)

 

 

 

最後には無機物になります。

 

 

 

これを「生分解」といいますが

 

化学物質の中にはこの生分解に

 

途方もないくらい長い時間を

 

必要とするものがあり

 

その場合

 

ずっとその環境(土中や水中、大気圏)に

 

化学物質がとどまり続けることになります。

 

 

ん〜例えば数百年とか。

 

 

 

 

 

 

 

そういう化学物質の中で

 

有害性のあるものを

 

POPs(残留性有機汚染物質)

 

と呼んでいます。

 

(環境省HP)

 

 

 

 

POPsは分解するのに

 

時間がかかるだけでなく

 

大気や潮の流れに乗って

 

いとも簡単に長距離を移動します。

 

はい、世界中をめぐります。

 

 

 

 

このPOPsの中でも

 

人間のホルモンに

 

よくない影響を与える化学物質のことを

 

「内分泌撹乱物質」と呼んでいます。

 

そう、これが

 

環境ホルモンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<環境ホルモンを含むもの>

 

 

現在我が国では

 

65の物質が環境ホルモンとして

 

定義されていますが

 

 

出典

 

 

 

これらは

 

 

・着色料や保存料といった食品添加物

・殺菌剤

・防腐剤

・殺虫剤

・農薬

・化粧品や医薬品

・プラスティック製品

 

 

 

といった私たちの身の回りに

 

溢れかえる化学物質の中に

 

多く含まれています。

 

 

 

 

 

聞き慣れている成分は

 

ダイオキシンとか

 

PCB、BPAですかね?

 

 

 

 

ちなみに・・・これも

環境ホルモンだよー。

 

アセトアミノフェン。

 

 

 

出典

 

 

出典

 

 

ほんの一例だけど

こういうの

常用してる人、大丈夫?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうそう。今日は

 

即席ラーメン記念日です。

 

インスタントラーメンは

 

確かに早い、安い、便利

 

かもしれません。

 

でも。

 

そこに含まれる食品添加物について

 

調べてみてくださいね。

 

カップラーメンの場合には

 

その容器の安全性も。

 

(環境ホルモンが溶け出してませんかね?)

 

 

(Pixabay)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<引き起こされる異常>

 

 

人間は生きていくためにさまざまな

 

ホルモンを分泌しています。

 

私たちの身体は本当によく出来ていて

 

ホルモンは

 

必要なときに必要な分量だけ分泌され

 

血流に乗って必要な場所まで

 

届けられています。

 

 

 

 

例えば、女性なら

 

毎月の女性ホルモンの分泌により

 

排卵や生理が起こるわけですが

 

 

出典

 

 

 

 

 

環境ホルモンは、厄介なことに

 

人間が分泌するホルモンに

 

そっくりの構造

 

をしています。

 

 

そのため

 

環境ホルモンが身体に入ると

 

人間の身体はそのあまりのそっくりさに

 

騙されてしまうんです。

 

 

出典

 

 

 

 

本来、排卵の時期でもないのに

 

環境ホルモンに騙されて

 

排卵が起こってしまい、結果

 

生理が不順になってしまう。

 

そして

 

必要以上にホルモンが増量されるから

(偽ホルモンが増えるから)

 

PMSや生理痛がひどくなり

 

その状態(環境ホルモンの暴露)が長期間続くことで

 

子宮筋腫や子宮内膜症を患う。

 

 

 

女性だけでは

ありません。

 

 

 

 

男性ホルモンにそっくりの

 

環境ホルモンは

 

男性らしい機能も妨げてしまいます。

 

どういうことかというと

 

男性の精子数の減少

 

精子の奇形

 

前立腺がんなどを引き起こす原因

 

ともされています。

 

 

 

 

(奪われし未来 シーア・コルボーン)

 

 

 

 

さらに

 

喘息・花粉症・アトピーなどの

 

アレルギーを引き起こしたり

 

心臓病

肝機能低下

アルツハイマー

知能低下

学力障害

注意力欠如

不安症

鬱 などなど

 

 

身体への影響をあげると

 

きりがありません。

 

 

 

 

そしてやはり・・・

 

環境ホルモンで

 

見逃してはならない問題

 

それが

 

子どもたちと密接に関わる

 

学校給食です。

 

 

 

給食の中身については

 

こちらの記事で触れてますが

 

 

今回お伝えしたいのは

 

使われる食器についてです。

 

 

 

 

 

学校給食に使われる食器は

 

アルマイト

ステンレス

プラスチック

(ポリプロピレン、メラミン、ポリカーボネート)

強化磁器

強化ガラス

木食器など

 

があります。

 

私を含め昭和生まれの人たちは

 

アルマイトのカチャカチャした音を

 

きっと覚えてると思いますが

 

出典

 

 

 

 

熱を伝えやすいアルマイト食器は

 

熱いものを入れると持ちにくいため

 

犬食いの原因とされ

(犬食いって知ってます?

 犬のように、うつむいてがつがつ食べること。

 食器を食卓や食膳に置いたまま物を食べること。

 品のよくない食べ方とされる。)

 

出典

 

 

 

ポリプロピレン製の食器が

 

導入されるようになりました。

 

 

 

 

 

ですが

 

ポリプロピレンの食器には

 

添加剤として酸化防止剤の

 

BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)

 

が使われており

 

 

 

BHTってこういうモノ↓

 

(職場のあんぜんサイト)

 

 

反対運動が起こりました。

 

 

 

そして、より安全性が高いとのことで

 

プラスチックの一種である

 

メラミン製食器が導入されたわけですが

 

出典

 

 

このメラミンからは

 

ホルムアルデヒドが

 

溶出することが分かっていました。

 

ホルムアルデヒドは

 

発ガン剤であり、強力な

 

毒性物質です。

(waku珍にも入ってますね)

 

出典

 

 

 

 

 

さらに、プラスチック業界は

 

安全性が非常に高い食器素材として

 

ポリカーボネート(PC)を持ち出しました。

 

PCには環境ホルモン1つ

 

BPA(ビスフェノールA)が含まれますが

 

長きに渡り学校給食の食器として

 

採用されてきましたね。

 

 

BPAってこういうもの↓

 

(職場のあんぜんサイト)

 

 

 

 

 

今はもう

 

これらの食器を使う学校はない

 

と思いたいですが

 

今から10年ほど前の時点ではまだ

学校給食でPCの食器を使用する学校が

4割に上っていました。
 

さらに、最近では

 

PEN(ポリエチレンナフタレート)といった

 

リサイクルもできて

 

安全性・耐薬品性・洗浄性

 

にも優れているという非の打ち所がない

 

プラ素材を使った製品が

 

導入されてるらしいですね。

 

 

(三信化工株式会社HP)

 

 

 

う〜・・・ん、どうなんだろう。

 

ワタシ的にはまだわからない

 

といった感じです。

 

あまりにいいとこばっかりだと

 

怪しいよね〜って(苦笑)

 

必ず疑うのは私の病気です、はい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、環境ホルモンの影響は

 

人間だけにとどまりません。

 

ま、当たり前っちゃ

 

当たり前なんですが。

 

 

 

 

 

 

女性ホルモンに似た

 

環境ホルモンのせいで

 

 

オスのはずの魚が

 

メス化してしまう

 

 

というような

 

トンデモ現象も起きています。

 

知ってました?

 

 

 

 

 

出典

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<強烈な毒性>

 

 

 

 

例えば

 

ペットボトルの水を飲むくらいなら

 

影響があっても大したことないだろう

 

 

 

 

そう思っていませんか?

 

 

 

 

 

 

(Pixabay)

 

 

 

残念でした。

 

 

 

環境ホルモンは

 

ごくごく少量だけでも

 

余裕で危険です。

(おかしな日本語だな(苦笑))

 

 

 

だってその威力は

 

25mプールにたった一滴落としただけでも

 

十分なほどで

(甲子園球場に水を満たして

 1個の角砂糖を入れたぐらいの量)

(Pixabay)

 

1ccあたり約20億個の

 

環境ホルモン分子が存在するらしいですから。

 

 

 

 

 

 

お・・・恐ろしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

<生活の中に浸透>

 

 

環境ホルモンは目に見えないし

 

特別感じることもないため

 

毎日どのくらいの量を摂取しているかは

 

はっきり分かりませんが

 

化学物質だらけの現代社会ですから。

 

 

 

普通に生活しているだけで

 

多くの環境ホルモンに

曝露している

 

ことは確かです。

 

 

 

 

 

 

例えばプラスティック製品。

 

ミートソースパスタを

 

プラスティックの容器に入れると

 

容器にオレンジ色がうつりません?

 

 

食品(の色)が

 

プラスチックにうつるってことは

 

プラスチックの化学成分も

食品にうつっている

 

ってことになります。

 

よね?

 

 

ペットボトルの飲み物

プラスティックのお弁当箱

おたまやフライ返しなどのステンシル

プラ袋に入ったレトルト食品

コンビニのおにぎり

缶詰や缶ジュースのコーティング剤

サランラップ

 

 

 

 

一度見直してみてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<今すぐできること>

 

 

毎日の暮らしの中で

 

ほんの少し気を配るだけでも

 

環境ホルモンが身体に入る量を

 

劇的に減らすことができます。

 

 

 

 

 

 

例えばこんなこと。

 

 

 

食料保存における

 プラスチック

 

 

これは

 

今持っている容器を捨てるのではなく

 

食品保存以外に使う

 

という提案です。

 

 

 

 

食品にはガラスやステンレスの容器を

 

オススメします。

 

あと、

 

トウモロコシや竹の繊維を加工した

 

軽くて丈夫な容器も販売されています。

 

小さな子ども向けの食器や

 

コップなどにおすすめです。

 

 

(Eco Sou Life)

 

 

 

 

 

また

 

 

コーヒーやジャムが入っていた

 

ガラス容器を

 

再利用する手もあります。

 

 

 

ガラス容器の中には

 

冷凍庫で使用出来る

 

耐熱ガラスのものもありますよ。

 

 

 

 

 

 

 

②プラスチックに

 熱を加えない

 

どうしてもプラスチック容器を

 

使わざるをえない時は、特に

 

以下のことに注意してください。

 

1. 電子レンジにかけない。

2. 食器洗い機に入れない。

 

 

プラスティック製品は

 

熱に注意が必要です。

 

材質を不安定にさせて

 

食品に環境ホルモンが

 

うつりやすくなります。

 

 

 

いや、熱云々の前に

電子レンジはこういうモノだからね↓

 

 

 

食品を温めなおしたい場合は

 

容器から出して

 

をお使いください!

 

 

 

 

容器のままレンジで1分か

 

お鍋に移して

 

ガスコンロで5分か。

 

 

 

 

どっちが賢明な選択でしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③缶詰を買わない

 

缶詰は内側にフィルムが貼られていて

 

食品の酸でアルミが錆びないように

 

コーティングされていますが

 

このフィルムが・・・みなさんよくご存知の

 

BPAです。

 

BPAが含まれる樹脂(フィルム)は

 

古くなったり

 

温めたり、凍らせたり、洗剤で洗ったり

 

油性や酸性の食品や液体に触れたりすることで

 

より多くのBPAを浸出させると言われています。

 

なので恐らく、健康に気を使っている方たちは

 

BPAフリーと記載された商品を

 

選ばれていると思いますが・・・

 

 

 

 

(Pixabay)

 

 

 

 

 

ちょっと待った!

 

 

 

 

 

「BPAフリー」だからって

 

安心してもらっちゃ困る(汗)

 

BPAの代わりにBPSやBPFや

 

(wikipedia)

 

 

PESなどが使われるようになってるから

 

BPAフリー製品が必ずしも安全であるという

 

保証はありません。

 

ある研究によれば、BPAフリー製品の中には

BPAが含まれるプラスチック製品よりも多く

エストロゲン活性物質を放出することが分かっています。


 

また、BPSとBPFはBPAと同様の

ホルモンかく乱作用があることも

明らかになっています。


 

 

 

 

気をつけて。

 

 

 

 

 

 

 

<子どもたちを守る>

 

 

 

環境ホルモンの影響を

 

最も受けるのは

 

「子どもたち」です。

 

 

大人と同じ量の環境ホルモンが

 

身体に入ってきた場合

 

小さな子どもほどその濃度が濃くなり

 

身体に与える影響も大きくなります。

 

 

環境ホルモンが一因とみられている

 

子どもの代表的な症状としては

 

・発達障害

・学習・運動障害

・アレルギー

 

などがあげられます。

 

(Amazon)

 

 

 

お母さんの身体に

 

環境ホルモンが入り込むことで

 

胎児にも

 

奇形や先天異常など

 

健康障害が起きる可能性が高まります。

 

 

 

(Pixabay)

 

 

 

また

 

・草食系男子や肉食女子の増加

 

・6組に1組ともいわれる不妊も

 

環境ホルモンが大きく影響している

 

といわれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<優先すべきは?>

 

 

 

普段何気なく生活しているだけで

 

環境ホルモンは確実に

 

身体に蓄積されていきます。

 

 

できる限り環境ホルモンを避けて

 

子育てすることは

 

子どもの妊活にも繋がり、それは

 

子どものお腹の中に将来宿るであろう

 

孫の妊活、つまりは

 

ひ孫の健康にもつながるということです。

 

(Pixabay)

 

 

 

 

今の世の中は・・・

 

私たち人間が望む

 

利便性

 

利益第一主義によって

 

創り上げられています。

 

 

 

変えられるとしたら

 

私たち人間がやるしかありません。

 

 

 

 

 

 

極端かもしれないけど・・・

 

「プラスティック」がなくても

 

生活できますよね?

 

「電子レンジ」がなくても

 

食事は作れますよね?

 

 

 

それが答えです。

 

 

 

 

 

 

ただ、今よりは少し不便なだけ。

 

そのくらい我慢しません?

(我慢なんて大げさだけど)

 

と思うわけです。

 

 

 

だって、その少しの我慢で

 

何にも変えられない

 

自分と家族の健康

 

守られるわけですから。

 

 

 

 

しかも

 

日本だけじゃない、世界の地球の。

 

すべての生命の

 

未来のためにもなる。

 

(Pixabay)

 

 

 

 

 

 

ライフスタイルを見つめ直し

 

環境ホルモンや

 

プラスチックの使用について

 

自ら情報を得て

自ら学ぶ

 

 

 

そういったことにもっともっと

 

積極的になる人が増えることを

 

心から願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

合掌

 

 

 

 

 

 

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