
アナタは石けん派?合成洗剤派!?
2022/06/16
健康志向のあなた。
人にも動物にも植物にも
優しい生き方を選んでいる
愛溢れるアナタへ。
残念なお知らせです。
せっけんを
有害物質に指定するという
とんでもない法改正が・・・
(Pixabay)
「手を洗うなら
薬用ハンドソープ使え」
「とりあえず
アルコール消毒しとけ」
ということなのでしょうか。
ご存知ない方もいるかもしれないので
このトンデモ法改正について
お伝えしておきます。
まず簡単に言うと
石鹸というのは
脂肪酸や油脂にアルカリ剤を化合して
作られておりまして
その使用するアルカリ剤によって
大きく2種類に分類されてます。
アルカリ剤が
「水酸化ナトリウム」
→ソーダ石けん
(固形や粉せっけん)
アルカリ剤が
「水酸化カリウム」
→カリ石鹸
(液体やペーストの石けん)
です。
で・・・
政府はなんとこの2つの成分
脂肪酸ナトリウム塩
(脂肪酸+水酸化ナトリウム)
つまりソーダ石けんのこと
と
脂肪酸カリウム塩
(脂肪酸+水酸化カリウム)
つまりカリ石けんのこと
を
第一種(生態系に有害な)化学物質に
指定しようとしています。
その理由として厚労省、経産省、環境省の審議会は
実験室での試験で水生生物への悪影響を確認した
としていますが
実際の河川や海では生態毒性は発生しないと
多くの研究者は訴えています。
こ・・・これはどういうこと?
さてさて。
我が家には合成洗剤はありません。
基本的に手洗いは水で十分と思っているし
日々の掃除などは
重曹やクエン酸、塩などで事足りるのですが
(Getty Images)
一応洗浄剤としては
「せっけん」を使っています。
せっけんと合成洗剤の違い
合成界面活性剤を主成分とした洗剤は
「合成洗剤」と呼ばれています。
せっけんと合成洗剤を
形状によって見分けている
という方もいるかと思いますが
実は、それでは区別はできません。
どちらも
固形・粉・液体があるからです。
じゃどうやって見分けるかっていうと
「原料(成分)」ですね。
せっけんは天然油脂か脂肪酸から作られ
「せっけん素地」や「カリせっけん素地」
もしくは
「純せっけん分」
(脂肪酸ナトリウム・カリウム)
↑これが今回有害物質に指定されそうなもの
という成分でできています。
またその製法は平たく言うと
アルカリで煮る、という
ものすごくシンプルなもの。
一方合成洗剤は
石油を原料とした
合成界面活性剤が主成分となります。
(Pixabay)
合成洗剤を作るにはその複雑な工程から
大規模な製造施設が必要です。
石油から合成界面活性剤原料を作り
それに硫酸化(スルホン化)や中和といった
複雑な化学合成を経て
合成界面活性剤を作り出します。
さらにそこへビルダー(助剤)や添加剤などを配合します。
ビルダー(助剤)とは
それ自身は界面活性作用をもちませんが
洗剤に配合されると洗浄力を著しく増強する物質です。
添加剤は、ビルダーのように洗浄力を増強するというよりは
洗剤の性能を向上させたり製品の付加価値を高めるために
少量配合されるもので、蛍光剤や酵素、再汚染防止剤
漂白剤、香料などがそれに当たります。
(日本石鹸洗剤工業会HP)
最近では「植物由来」と広告する
天然油脂を原料にした合成洗剤も存在しますが
石油由来の合成洗剤と同様に
複雑な化学合成を繰り返し、最終的には
自然界には存在しない
合成界面活性剤を成分としているので
注意が必要です。
せっけんと合成洗剤の見わけ方
これはもう一言。
品名の中に
「石けん」と書いているかどうか。
合成洗剤の場合はこう。
で、で、洗剤には2種類ありまして・・・
1つ目は今画像で紹介したような
人間以外のもの、具体的には
食器や衣類、住居などに使うものです。
これは消費者庁の管轄で
「家庭用品品質表示法」という法律によって
表示方法が決められています。
もう1つは人間の体を洗うために使うもの。
シャンプーとか、洗顔料とか。
これは厚生労働省の管轄で
薬機法(旧:薬事法)
という法律によって規制されますが
こちらにはせっけんなのか合成洗剤なのかを
区別する品質表示がないので
成分を確認する必要があります。
とはいえ簡単です(笑)
こちらも「せっけん」という
文字があるかないか。
例えば
せっけんの場合・・・
(シャボン玉石けんHP)
合成洗剤の場合・・・
(シャボン玉石けんHP)
という感じです。
まあとにかくカタカナとか
アルファベットで
聞き慣れない物質が
いっぱい羅列されてたら
「合成洗剤」だ!
という認識でよい(笑)
分かりやすいでしょ。
メリットとデメリット
せっけんと合成洗剤は当然ながら両者に
メリット・デメリットがあります。
しっかり理解して
自分が心地よいと感じる方を
選んでください。
私はお洗濯や掃除は基本
重曹やクエン酸、マグネシウムと
菌の力を借りてます。
石けんもあんまり使いませんね(笑)
合成洗剤の恐怖
合成洗剤の危険性は
約60年も前(昭和30年頃)にすでに
判明していましたが
規制や法律が決められることなく
現代に至っています。
合成洗剤は
- 発がん性物質など人体への健康被害
- 生活排水となることで
環境衛生上重大な被害 - 地球環境や生態系まで破壊
といったような明らかによろしくない
影響をもたらすにも関わらず
私たちの生活にどっぷり
溶け込んでしまっているわけですが
ここでは人体への健康被害の一例として
川崎病について触れておきます。
川崎病と合成洗剤
「川崎病」ってご存知ですか?
1960年代に、日本で初めて発見されたもので
4歳以下の子どもを中心に
全身の血管に炎症が起きる病気です。
(出典)
この病気を発見し
その名前が病名となっている
川崎富作医師はその原因を
「合成洗剤」だと言っています。
参考文献↓
(Amazon)
また、1969年、元名古屋大学名誉教授の
坂本陽博士も
川崎病は合成洗剤によるアレルギーだ
という説を発表しています。
そもそも川崎病は
合成洗剤が発売されるまではなかった病気で
合成洗剤の発売量に比例するように増えた。
(オムツを合成洗剤で洗うことが原因)
合成洗剤の主成分(ABS)は
体重1kgのウサギの背中に
わずか4g塗布しただけで死亡するほどの
皮膚浸透性と毒性が強烈。
また肝臓障害、溶血性、たんぱく質変性
酵素活性阻害などの強い毒性が報告されている。
川崎病の患者が、無添加石けんを使用して
病状が良くなったのは事実である。
便利で楽ができる化学物質が
これまでになかった病気を生んでいる
そう思ったほうがまちがいない。
川崎病にかかった子供の家庭では
100%合成洗剤を使用していた
というデータもあるようですね。
ところが1975年、川崎医師を筆頭とする
「厚生省川崎病研究班」は意識的にこの
「合成洗剤原因説」を無視し、その原因を
ウイルスだ、菌だ、ダニだとする説を
研究してます。
1度だけ合成洗剤説を研究していますが
どういうわけでかその研究を大手洗剤メーカーの
花●の研究所に依頼してるんですよね。
(合成洗剤と川崎病の関係性についてデータを出してくれと頼み
1年後、一切関係なしという報告書が届き研究終了。
自会社の売れ筋商品が、川崎病の原因だなんてデータを
出すはずがないのは分かりきったことなのにそこに頼む・・・
(Amazon)
ちなみに
枠chinに添加されている水銀成分も
川崎病の原因の1つと考えられてますよ。
枠chinってほんと有害無益・・・
ウィルスと石けん
インフルエンザウイルスによる実験で
ハンドソープ製品の大半の主成分である
合成系界面活性剤と比べ
自然素材無添加石けん(の界面活性剤)の
ウイルス破壊能力が
100〜1000倍も大きいことが
明らかになっています。
「自然原料で製造した無添加石けんの主成分である界面活性剤を調べたところ
インフルエンザウイルスに対する効果があまりにも大きいことにびっくりしました」
広島大学大学院ウイルス学教授の坂口剛正氏
さらに567ウィルスに関しても
天然せっけん成分が
高い予防効果を示すと発表されてます。
せっけんバンザイ(笑)
だけどここで確認。
私はウィルスを叩く(潰す、殺す)ことに
興味はありません。
この記事にも書いているように
共生をテーマに生きたいと思ってますので。
選ぶ基準は自分軸
合成界面活性剤については
こちらにも記載してますが
おさらいです。
合成洗剤の主成分である
合成界面活性剤というのは
本来溶け合うべきでない物質を
浸透させるという
非常に不自然な役割を果たします。
これって・・・
1度使うと
なかなか落ちないともいえます。
ちなみに消費者庁は
合成洗剤の使用上の注意について
こう言ってるんだけど
(出典)
守ってます?
しかも例えば
表面がツルツルしていない皮膚とか
衣類に使った場合ますます落としきれず
有害成分がどんどん残っていく
可能性爆上がり。
だ・か・ら
洗顔に合成界面活性剤入りの
洗浄剤を利用するなんて
私はぜ〜ったいやらないのです。
(石けんはたとえ残ったとしてもさほど問題ない。
なぜならアルカリ側で働くから。
皮脂は酸性だから中和されるんです。
それと石けんは水で薄まればその働きが止まります。
合成界面活性剤が主のものはそうはいきません。
いくら薄まっても働き続けてしまう〜)
ただしここで再確認。
じゃ石けんならなんでもいいのか
絶対的に安心なのね!と
安易に考えていいかというと
そうではない・・・。
もちろん合成洗剤よりは安心だと思います。
けど石けんの性質って
どんな脂肪酸が原料に含まれてるか
どんな種類のアルカリ剤を使ってるか
で違ってきます。
脂肪酸にはたくさん種類があるわけで
その脂肪酸が洗浄力のもとになってるから
例えば洗顔料だったら
表皮のどの部分をどの程度洗いたいか
によって
選ぶ必要が出てくると思います。
<脂肪酸の種類の例>
(日本石鹸洗剤工業会HP)
ここについては私もまだまだ勉強中。
学びはゴールがありません・・・。
というわけで長くなってきたので
そろそろまとめよう(笑)
とにかく私は
今回の法改正にも納得いかぬ
と言いたいのです。
政府が有害物質に指定しようとしている成分は
動植物の油脂からつくられるモノで
石けんとして人間が
昔から使ってきたモノです。
それをなぜ今になって
第一種(有害)物質に指定するのか。
いろんな言い分はあるんだろうけれど
この背景に合成洗剤業界の思惑があることは
間違いありません(と私は感じています。)
洗濯洗剤やシャンプーなどの合成洗剤類では
9種類の合成界面活性剤が
第一種物質に指定されています。
これらの物質は人体への影響のほか
自然界ではなかなか分解せず
生態系に悪影響を与えます。
こういった点を
石けん推進派に批判されている
合成洗剤業界としては
そりゃやっぱり
石けんは邪魔なわけですもんね。
残念ながら
政府や大企業というのは
私たちの健康はもちろん
地球の本来あるべき姿のことなど
考えてはいません。興味もないでしょ。
そんなものよりも・・・
ビジネス(利権・お金)です。
そしてマッチポンプ商法が本当に上手。
感染症とうまく連動させて
予防には手洗いが大切ですと訴えそこに
「石けんは有害です」とか
「効果はありません」と加えることでさしずめ
消毒剤や薬用ハンドソープ(合成洗剤)等に
人々の意識をもっていきたいんだろう。
また今回もその思惑通りの波に
乗っかっちゃいます?
いや・・・本当は気づいてません?
今までずっと
大きな力の前にひれ伏し
言いなりに従順に生きてきたのに
なんで今自分は不健康なんだろう?
人も動物も植物も地球も
幸せじゃないんだろう?
って。
ステキです。
気づいたならこっちのもん。
あとは自分なりに動くだけ。
他の誰も見ていなくてもいい。
黒い煙のその先に
お前が光を信じたのなら
行動しろ。思いしれ。
常識に屈するな。信じぬくんだ。
たとえ一人になっても。
(Amazon)
これは「えんとつ町のプペル」の中に出てくる台詞ですが
私はとっても共鳴しました。
好きだなって感じました。
深いなって思いました。
だからここでシェアしときます。
目に見えるものや皆が信じているもの
大勢がやっていることが
正しいわけでもないし
大事なわけでもない。
自分が感じたこと
信じたいものこそ
自分の真実であり
大切にすべきところだと思います。
だって・・・
自分で感じたもの、そこには
嘘はないはずだから。
あ、最後に。
私が世の中を眺めるときに
必ず設置するフィルターがあります。
それは
「美しいものや尊いもの
素晴らしいものこそ
何者かによって消(隠)される」
ってこと。
これってすごく悲しいことだけど
直視しなきゃいけない現実です。
ちなみに私は
この社会から姿を消す人(逮捕される人)
この世から姿を消す人(亡くなる人)
こういう人たちの言動や残してきた
メッセージにこそ
真実があると感じてます。
今回の法改正あなたはます
どう感じましたか?
たぶん多くの人は
え!!なんで??
って思うはずなんだけど。
まずはこの
「!」とか「?」の部分
つまり
心の動きを無視しないでね。
情報だけをそのまま鵜呑みにして
「そっかじゃあ石けんやめよ」
っていう短絡的な思考に至るんじゃなく
なぜ有害指定するのか
それによってどんな影響があるか
自分が腑に落ちるところまで
自分で調べる。
そこで初めて
自分の言動を決めればいい。
そしてその決めた自分の言動は
他者と同じじゃなくていいです。
周り見渡して誰もやってないこと
誰も言ってないことだとしても
それを信じてていい。
そうやって本気で自分を信じてれば
いずれ自然に
同じ波動の仲間が集まりますからね。
私の周りもそうです。
なぜだかよくわかんないけど
このブログにたどり着いて
読んでるんだよね・・・
そんな感じで繋がって
リアルに共に活動してる仲間が
けっこういます(笑)
今回の改正法施行は
2023年4月1日の予定です。
パブコメは締め切られてますが
こちらは常時意見を募集してますので
声を届けたいという方はぜひ↓
合掌