「井の中の蛙」ガラパゴス日本

2022/12/21

ドイツで行われた研究に関する

 

この記事↑

 

2017年のものなので

 

5年ほど前にはなりますが

 

 

 

タイトルには

 

 

保護地域では27年間で

羽を持つ全ての昆虫の生息量が

75%以上減少

 

 

とあります。

 

 

ここでいう「羽を持つ昆虫類」とは

ハチ・蝶・トンボ

などの大きな羽を持つものから

バッタ・カマキリ・蚊・カブトムシや

カメムシ・アブラムシなどの

小さな羽のものも含めます。

 

 

 

こちらは2018年の記事ですが

 

プエルトルコの熱帯雨林では

 

昆虫が最大60分の1に減少している

 

とあり、さらに

 

 

 

 

2019年のこちらの研究では

 

今後数十年で世界の昆虫たちの

 

40%が絶滅

 

する可能性がある

(現在昆虫の3分の1が絶滅危惧種!)

 

と述べられています。

 

 

 

 

 

 

 

これら簡単にまとめると

 

「地球上から昆虫の半分が

 消えてしまう」

 

という理解で差し支えないと思います。

 

(昆虫エクスプローラ)

 

 

 

 

 

 

「へ〜そうなんだ。で?」

 

という方がいたら

 

ちょっとお知らせしておきます。

 

 

 

 

 

昆虫たちが

 

地球(人間)にもたらす影響

 

というのは想像以上に甚大です。

 

なぜなら彼らは

 

生態系の機能に

 

重要な役割を果たしている

 

からです。

 

 

どういうことかというと・・・

 

例えばこういうこと↓

 

・昆虫が自然界の植物の
80%を受粉させている。

世界の穀物においては

その75%の受粉を

昆虫が担っている。
・鳥類の60%は
昆虫を食べて生きている

 

 

 

 

 

 

つまり

 

昆虫が消えるということは

 

人間を含む他の全ての種も

 

生命の存続の危機に瀕することになり

 

「自然界の消滅」に繋がるといっても

 

過言ではありません。

 

 

 

 

 

 

ところで

 

 

 

ここ2年ほどは

 

567感染予防を理由に

 

日本はもちろんのこと

 

世界中の至る所で消毒や殺菌が

 

大規模に進められているわけですが

 

悪い菌だけ殺してる

 

怖いウィルスだけ殺してる

 

と思ってるとしたらそれ

 

大間違いです。

 

そのトンチンカンで甘っちょろい考えは

 

今すぐ捨ててください。

 

 

 

殺菌するってことは

 

殺虫にもなるし

 

殺動物にもなるし

 

殺植物にもなるし

 

もちろん

 

殺人にもつながりますよ?

 

あ、そういえば

 

2020年9月

 

こんな研究結果が発表されました。

 

携帯電話の放射線

昆虫を殺している可能性が高い

 

 

 

虫の死と聞くと真っ先に浮かぶのは

 

・殺虫剤

・農薬

・異常気象

 

だけど、実は

 

「電磁波(放射線)」も・・・。

 

 

 

 

なるほど

 

(携帯から発生する)電磁波は

 

人間にとってはもちろん有害なわけで

 

それが昆虫にとっても有害というのは

至極納得のいく主張です。

この主張はドイツのNABUと

 

ドイツ及びルクセンブルグのNGOによる

 

190の科学的研究の分析結果から

 

結論づけられているんですが

 

※NABUはドイツで最大かつ有名な自然保護団体の1つで

 100年以上に渡って人と自然の為に活動しています。

 

ー要約ー
多くの研究は電磁放射線がミツバチ、ハチ、ハエに
悪影響を及ぼすことを示す。これらの影響は
磁場の乱れによる航行能力の低下から
遺伝物質や幼虫への損傷にまで及んでいた。
特に携帯電話とWi-Fi からの放射線は
昆虫の生化学的連鎖反応を引き起こす可能性があり
概日リズム(体内時計)と免疫系を混乱させる

しかし今回の研究のテーマは
多くの科学者にとって不快なものかもしれない。
なぜなら、モバイル通信は
私たちの日常の習慣となっており背後には
強力な経済的利益があるからだ。
(資料 

 

 

これを受け

 

ドイツの消費者保護団体Diagnose Funkの

 

副議長ピーター・ヘンシンガー氏は

 

 

5G技術の導入に関しては

 

動物と人間の両方に対する

 

悪影響の可能性に

 

細心の注意を払う必要がある

 

と述べています。

 

 

 

 

(Getty Images)

 

 

 

 

5Gの強い放射線は今後ますます

 

世界中を飛び交うことになります。

 

もう既に6Gの研究も進んでますが(汗)

 

 

ちなみに5Gって既存の4Gに比べ

最大通信速度は20倍

最大の接続台数は10倍

遅延速度は10分の1といわれてます。

「なんて便利なの、嬉しい〜」って思いますか?

 

 

 

 

 

便利で快適な生活のために

 

5G、6Gを進めていけばいくほど

 

昆虫たちは死んでいく

 

つまり

 

地球上の生物たちが死んでいく

 

もちろん私たちも・・・

 

なわけでまさに

 

本末転倒なんですが。

 

 

本当に・・・・

 

私たち人間って

 

なんて傲慢で馬鹿なんでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

いや別に私はなにも

 

「すべての生命が大事なんだから

どんな生命も殺してはならない」

 

なんて言うつもりはありません。

 

 

ある生命を維持していくには

 

他の生命をいただく必要があります。

 

エネルギーの繋がり・循環です。

(食物連鎖ね)

 

 

(Adobe stock)

 

 

 

 

つまり

 

全ての

生命エネルギーが

循環できているか

 

 

どの生命も無駄なく

 

生かし活かされているか

 

 

 

 

ここが重要だと思っています。

 

 

 

 

人間がその知恵を使い

 

科学を進歩させ生み出してきたものは

 

(おそらくほぼ)全て

 

人間の私利私欲のだめだけに

 

存在しています。

 

 

 

そして今、その

 

人間の欲の塊によって

 

多くの生命体が絶滅の危機に瀕し

 

人間自らの生命をも脅かしているという

 

滑稽な状況です。

 

間違いなく

 

地球上で最も愚かな生物が

 

私たち人間ですが

 

人間が引き起こした問題だからこそ

 

これらの問題は全て

 

人間が解決できるもののはずです。

 

というより寧ろ

 

人間にしか解決できないし

 

解決しなければなりません。

 

 

 

 

地球上の生物たちはこれまで

 

人間の犠牲になってきた

 

にもかかわらず今なお

 

人類と共存しようとしてくれています。

 

今度は私たちが

 

全ての生命と共に生きるために

 

行動を起こす番ではないですか?

 

 

 

(Pixabay)

 

 

 

 

 

 

 

ところで・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の記事に頻出する国「ドイツ」は

 

私が魅力を感じている国の1つです。

 

(Pixabay)

 

 

 

経済大国でもあり

 

エコ最先端国でもあり

 

国民も勤勉で

 

反原発の取り組みも盛んな国

 

で知られていますね。

 

また世界でもトップレベルを誇る

 

オーガニック先進国です。

 

 

 

 

大学時代に出会い意気投合した友人が

ドイツ人だったことをきっかけに

シュタイナー教育を研究してきたことも

 

(Wikipedia)

 

私がドイツに魅了され続けている

理由の1つとなっています。

 

 

 

 

 

 

ではここからは少し

 

ドイツと日本について

 

お伝えしようと思います。

 

 

 

 

 

<ドイツと日本の比較>

ドイツ自分の意志をもつ

 ドイツ人

 

日本主張を隠し

 周りに合わせる

 日本人

 

ドイツ人は幼い頃から

 

自分の意見を言うよう

教育される

 

そうです。

自分の意見や主張を隠さず

感情を自由に表現する

ってことをデフォルトに

育ちます。

 

日本のように、みんなと一緒の意見や

 

世間一般の考え方が正しい

 

なんていう同調圧力は全くなく

 

それぞれ個々の価値観が

 

きちんと尊重される社会

 

それがドイツです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツ必要なものは、ほとんど

 オーガニックスーパーで

 揃うドイツ

 

日本オーガニックを探すのも

 困難な日本

 

<ドイツの3大オーガニックチェーン>

 

引用元

 

引用元

 

引用元

 

 

 

ドイツに行ったことのある方は

 

ご存知だと思いますが

 

どこを見渡しても

 

「BIO BIO BIO」の文字。

 

 

 

ドイツではオーガニックが

 

「当たり前のもの」

 

「日常のもの」

 

として完全に溶け込んでいます。

 

 

 

 

品揃えも日本の自然食品店の

 

比にはなりません。

 

 

さらに

 

驚きなのは

 

クオリティの高さとストイックさ

 

 

 

ドイツではヨーロッパの

オーガニック認証の中でも

最も厳しいとされる

デメター認証がありますが

 

それらをはじめとした

オーガニック認証のある商品ばかりが

ずらりと並びます。

 

引用元

 

 

 

 

 

 

ドイツのオーガニックスーパーは

妥協ゼロ

ほぼ100パーセントがオーガニックです。

 

まさに「ビオ天国」と呼ぶに相応しい空間。

 

 

 

 

ドイツにおいては

 

減農薬は

オーガニック店では認められない

 

という状況です。

 

これは本当に素敵。

 

日本だと減農薬ですら

ブランド化されちゃう状況です。

 

 

 

 

 

 

ドイツ「病になっても

   薬に頼りすぎない

サプリメントや

自然療法に関心のあるドイツ人。

 

日本「病気になったらすぐに病院に駆け込む

   予防に関心の低い

日本人

 

日本では一般的に

 

病気になったら、まずは病院です。

 

 

 

 

日頃から予防するのではなく

 

いかに早期発見して

 

早期治療をするか

 

が重要視されます。

 

(ぶっちゃけ、なるまではな〜んもせず

 なったら焦れ、って感じですね)

 

そしてその治療は専ら

「西洋医学」が推奨され

それ以外の選択をした場合

 

「常識から外れた愚かな行動だ」

 

と言われることが珍しくありません。

 

西洋医学以外はニセ医学!?

 

(Amazon)

 

 

 

また

 

自然療法や

 

民間療法を取り入れた人が

 

亡くなった場合

 

待ってましたとばかりに

 

「代替医療に殺された」という

 

過激なニュースが流れる始末です。

 

 

 

 

抗がん剤・放射線治療、手術という

 

3大療法で亡くなる人の方が

 

圧倒的に多いのに

 

そこは指摘も報道もされない

 

不思議な国です。

 

 

一方

 

 

 

ドイツでは自然療法に関する報道や

 

抗がん剤以外の治療方法によって

 

治癒できるといった番組が

 

テレビなどでも一般的に

 

報道されるそうですね。

なんでこうも違うのか・・・。

 

不思議でなりません。

 

 

 

 

 

 

 

ドイツ「1日1食だけきちんと食べる」

食の質を求めるドイツ
日本「1日食きちんと食べる」

過食気味で
食品の質が低い日本

 

 

ドイツでは

 

昼食を1日のメインとして

 

考えるのが一般的で

 

昼食で野菜、肉やポテトなどの

 

がっつりしたものを食べます。

 

 

その代わり朝夕は

5分未満で用意できるような

ごく簡単なメニュー。

そして夕食は基本的に

ローフード(加熱しない)だそうです。

 

 

 

1日3食が当たり前

 

朝からご飯を炊いて

 

焼き魚や卵焼きを食べ

 

夕食は豪勢にたっぷりと・・・

 

という日本人からすると

 

「ありえない!」

 

と思うかもしれませんが・・・。

 

 

 

毎日たくさん食べないからこそ

 

量より質

 

というのがドイツ。

 

 

 

一方

 

質より量だろ

 

質より安さだろ、と

 

食品添加物がてんこ盛りの

 

加工食品をバカ食いする日本・・・

 

どうでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

ドイツ流行に振り回されないドイツ人

 

日本流行とメディアに

振り回され続ける日本人

ドイツは食において

 

流行はほとんどありません。

 

「トレンドを追いかける」とか

 

「ブームに振り回される」のではなく

 

いいと信じているものを

 

長く続けるという国民性です。

 

 

ドイツは

 

昔からある国内の資源を活かした

 

食事のスタイルを大事にしており

 

諸外国から入ってきた真新しい輸入商品に

 

飛びつくということは

 

ほとんどないそうで。

 

 

日本ではチアシードが流行れば

チアシードばかりが街に並び

タピオカが流行れば

タピオカばかりがバカ売れする・・・

そして翌年にはまた

新しいものを追いかける・・・という具合に

簡単に流されてしまう傾向が非常に強い。

 

 

だからいつまでたっても

 

情報の真偽を見抜くことはできない

 

のかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<日本の良さ>

 

 

今回はあえて

 

ドイツとの表面的な違いに

 

フォーカスをあてました。

 

 

根本的な話をすれば

 

「歴史が違う」とか

 

「教育体制が違う」とか

 

色々な背景があるとは思いますが

 

消費者として

 

今後の私たちがどうあるべきか

 

ドイツから学ぶことは

 

たくさんあるはずです。

 

 

 

 

誤解のないように補足ですが

 

私は日本が大好きです。

 

日本人として日本に生まれて

 

よかった、と心から思っています。

 

日本人として誇りをもっています。

 

だからこそ

 

残念でならないわけで。

 

 

 

 

日本を貶めたいわけではありません。

 

むしろ日本をもっと良くしたい

 

という考えしかありません。

 

(Pixabay)

 

 

 

日本ほど・・・

 

トイレが綺麗な国はありません。

 

国民が道を優しく

教えてくれる国はありません。

 

治安がいい国はありません。

 

食文化が発展する国はありません。

 

発酵食品に恵まれる国はありません。

 

丁寧なサービスが

受けられる国はありません。

 

忘れ物がちゃんと持ち主の元に

戻ってくる国はありません。

 

 

 

 

日本には他国には真似のできない

素晴らしい文化があります。

 

だからこそ

 

このままではもったいないし

 

悔しい。

 

 

(Pixabay)

 

 

 

日本の良い面をさらに磨いて

 

ポテンシャルを引き上げるためには

 

やはり私たち国民の

 

問題意識、そして

 

行動力が必要だと思います。

 

 

あとは・・・

日本のリーダー(政界)はできれば

純日本人でお願いしたい・・・

だってここは日本だから・・・

大きい声では言えない・・・

陰謀論って言われちゃう〜(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

引用元

 

 

 

「井の中の蛙」という言葉があるように

 

日本の中だけを見ていては

 

決してわからないことや

 

巧妙に思考を操られてしまうことが

 

まだまだたくさんあります。

 

そして現状に満足するだけでは

 

今後の日本の発展はありえません。

 

 

 

 

 

 

 

無知は罪・・・

 

と言われますが、まずは

 

無知(不知)の知

 

 

 

 

 

知らない、ということを知る

 

ってことが

 

「真の知」へと近づく第一歩です。

 

 

 

 

 

 

 

あなたが今

 

知っていることはなんですか?

 

そして

 

あなたが今

 

知らないことはなんですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これからのグローバルな時代

 

海外にも目を向け情報を収集し

(もちろんまず国内を知ることが大前提ですが)

 

日本をさらに心地よい国にするために

(本来の日本に戻るために)

 

1人1人が動いていくことが

 

必要だと思います。

 

 

(Pixabay)

 

見ざる言わざる聞かざるはやめましょう。

そして

脱・イエローモンキー

(この意味調べてね。

 私の言わんとすること汲み取ってください)

 

 

 

 

知らないことは

 

恥でも悪でもありません。

 

知ろうとしないこと

 

無関心のまま生きること

 

自分をもたず

 

自分を表現せず

 

ただ

 

誰かの言いなりに動くこと

 

それがなによりも恐ろしく

 

愚かなことなのだと

 

私は思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

実は息子が高校生の時

 

私に向かって悲しそうに

 

ぽつりとつぶやいたことがあります。

 

「いろんなこと調べてみるけど

知れば知るほど絶望するんだよな。

日本って・・・」

 

 

 

 

 

もちろん

 

そうだよね

 

そんな思いをさせて

 

ごめんね

 

という思いもありました。

 

でも同時に

 

「絶望してくれてよかった」

 

と思ったんです。

 

 

 

 

 

絶望ってね

 

希望が絶たれると書きます。

 

あーしたいこうしたい

 

あーなりたいこうなりたい、という

 

欲がなくなった状態です。

 

絶望っていうと

 

膝から崩れ落ちるとか

 

成す術もない暗闇に解き落とされる

 

という印象をもつ人が多いけど

 

私は絶望って究極の

 

中庸状態だと捉えてるんだよね。

(バランスのとれた状態)

 

 

 

 

・・・伝わる?

 

起きることに対して

 

ただありのままを認める状態が

 

絶望っていうことです。

 

感情も思考もなく

 

願望も欲求もなく

 

ネガティブもポジティブもない。

 

の状態。

 

あ〜伝わる?

 

伝えるの難しいぞ(笑)

 

 

 

 

一旦絶望して無欲になった時こそ

 

人は本当の本当の自分の希望を

 

知ることができると思う。

 

絶望して全てがどうでもよくなった時

 

人は未練や執着を手放せます。

 

本当に無になる(絶望する)からこそ

 

真の希望が分かるという・・・ね。

 

 

 

うん、すごくよくわかる↓

 

希望とは絶望の一形式である

安倍公房

 

絶望の隣には

希望がそっと座っている

やなせたかし

 

 

 

 

 

当時息子は私の話を

 

「あいかわらずおまえの言うことは

よく分からん」

 

と呆れてましたが(笑)

 

成人した今なら少しは

 

わかってくれるかな。

 

 

 

 

 

 

ま、とにかく

 

絶望を恐れなくて大丈夫

 

絶望は悪でもネガティブでもない

 

なんでも知って知って知りまくって

 

絶望に身を委ねてみたら?

 

ってことが言いたかっただけです(笑)

 

 

 

 

 

 

 

なんだか今日の〆は

 

哲学っぽくなったなあ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

合掌