ペットを飼う者=動物虐待者?
2022/03/10
犬を飼ってるってことは
犬を虐待してる
ってことじゃない?
衝撃的な一言。
価値観って本当に様々でそこに
善悪や正誤のジャッジは必要ない
とは言うものの・・・
自分と違う価値観に遭遇する度
やはり心は揺れます。
だからいつもできるだけ
自分はどう感じ
なにを信じるのか?
という自分軸にフォーカスして
それと違う価値観に出会っても
「(あなたの世界では)そうなんだね」
で終わるようにしています。
否定もしないし
ジャッジもしないし
ただただそうなのね、と
その存在のみ認識する感じです。
さて・・・
我が家には1匹の犬がいます。
名前は「梅」。7歳のメスです。
7年前、生後間もない梅を
動物愛護センターから
引き取ってきました。
私は幼い頃から大の犬好きでしたが
父が2,3年に1度
全国転勤する仕事だった為
子どもの頃はずっと飼うことを
我慢してきました。
きっかけは7年前
読書好きの娘が借りてきた
1冊の本でした。
(犬たちをおくる日:金の星社)
愛媛県動物愛護センターの
職員たちの日常から
殺処分される動物たちの
命の尊さを考えるという内容でした。
当時興味がわいて調べると、なんと
我が故郷愛媛県は
殺処分全国ワースト1位。
いても立ってもいられなかった私は
その日の内に譲渡会の予約をし
迎えに行く時必要になるであろう
首輪、リード、ゲージを買い揃え
子どもたちに報告したのでした。
即決断即行動の私です(笑)
梅を家族に迎えてから
私たち家族には
いいことしか起こってません。
・家族の会話が格段に増えました。
・子どもたちが、自然な形で
命を預かることや命を守ることの
大切さを学びました。
・散歩したり一緒に遊んだりすることで
私の運動不足が解消されました。
・梅の存在そのものが、家族皆の
大きな癒しになりました。
田舎ってこともあって
リードなくても散歩OK。
ストップマークでは
ちゃんと止まって左右確認する
飼い主よりもルール遵守の賢い子デス(笑)
当然、梅にとっても
我が家に来たことは
ハッピー&ラッキーな出来事であり
その人生(犬生!?)を
喜んでいる(はず)と
自負していました。
しかし。
学生時代からの親友に
梅を飼い始めたことを話した時
言われたんですね。
え?飼うって
虐待と同じよね
って。
いや、まさに
晴天の霹靂
でしたね。
そして一瞬にして心が凍り付きました。
まだまだ今ほど自分軸がしっかり
確立できてなかったのもありますが・・・
「殺処分される運命だった子犬を
すんでのところで救出したのよ。
だから私、いいことしてるでしょ。」
そこまでは思っていなかったにしても
少なからず
1つの命をつないだという自負があり
決して責められることなどない
と思っていた私。
親友の言葉はにわかには
理解しがたいものでした。
そもそも犬は
人間(と共に暮らす)のために
生まれてきたんじゃない。
人が人らしく
生きることを望むように
犬も犬らしく
動物として生きるのが幸せなんだ。
首を繋がれ行動範囲を制限され
ほとんど毎日同じような
食事を与えられる。
犬同士の自然な接触が断たれ
子孫を残すことさえ許されない。
(人間の都合で
避妊・去勢手術をさせられる)
そんなの地獄以外の
なにものでもない。
そして例えば
あんたが病気になったり
無職になったりして困窮した時
犬の餌はどうすんの?
あんた食べずに養う気がある?
今大地震に見舞われて
住む家を失い
我が身を守ることさえ
儘ならなくなった時
犬のことはどうすんの。
仕方ないから放置する?
動物だからなんとかなるって?
私も犬は大好き。
だからこそ
絶対に飼わない
と決めている。
そう彼女は話しました。
「あ~そういう考えもあるのか。
なるほどなあ・・・深いなあ」って
最初はビックリし過ぎて
怒りが爆発しそうになった私も
深呼吸して冷静になるうち
素直にそう思い始めていました。
私もできるだけ梅には
自然に近い形で生きてほしい
と思っているので
自宅敷地内では放し飼いだし
首輪もつけてないし
食べるものもドッグフード(既製品)は
与えてません。
その理由はこちらにも記載↓
私にできる範囲ではあるけれど
梅にとって佳いだろうと思う環境を
用意しているつもりでした。
ただ、それは彼女の目線からすれば
まったく本質からズレてるわ!
ってことだったわけです。
だからといって
自分の決断と行動が
間違っていたとか
恥ずかしいとか
そういうことは全くありません。
梅を家族に迎えた事を
悔やんでもいません。
同じ1つの事象でも、人が変われば
こうまで捉え方が違うんだ
やっぱりこの世に絶対はない。
それを改めて確認することができた・・・
そう感じています。
それだけじゃなく
いろんなことを共に経験し
乗り越えてきた大親友であり
同じ「犬好き」同士でさえ
価値観の相違は起こる
ってことも
しっかりと理解できました。
そういう意味で
彼女には感謝しました。
この話をもし
ただの隣人や知り合いとしていたら
私はおそらく
逆上し、反論し
相手を論破しようと必死になり
なんの気付きも
得られなかったはずです。
信頼している大好きな
親友の言葉だったからこそ
強烈に刺さりはしたけれど
冷静に受け入れ、言葉の真意を咀嚼し
納得することができたと思います。
説得されたのではなく
納得したんです。
この一件があってから
私は以前にも増して
彼女のことを心から
信頼するようになったし
好きになったし
誇りに思うようになりました。
全く逆の価値観を
素直にぶつけてくれたことが
すごくありがたかった。
私たちが
うわっつらだけの
仲良しごっこの関係ではないことを
暗に教えてくれた気がしました。
あ、ちなみに・・・
私を死の淵から生の世界に
呼び戻してくれたのもこの彼女だし
実は占星術的にも彼女は
私にとってのキーパーソンなんです。
太陽及び月星座が魚座の人は
私にとっては反面教師のお役目。
弱みや欠点を気づかせ学びを与えてくれる人。
そう、彼女は太陽魚座です。
「自分軸で生きろ」
「他人軸で生きるな」
ってよく耳にします。
これって勘違いしがちなんだけど。
自分軸で生きるって、決して
自分と違う価値観を
排除しよう
攻撃しよう
ではないと思うんです。
そういう人って、頭の中で
「何が正解か」
ばっかりを考えてるから
結局
他人軸で生きる
ってことになる。
SNSとかでもよく見かけます。
自分と違う(反対の)意見の
投稿や記事を見つけては
すぐに非難のコメント書き込む人。
凄い勢いで罵倒して
理詰めで倒そうとする人。
もちろんこれ、他人の意見に翻弄されてるので
まったく自分軸のない状況です。
もしくは逆に
自分と違う価値観に出会うと即
その価値観に賛成しちゃう人。
これ、自分の意見を頑固に貫かずに
ちゃんと自己コントロールして
うまく生きてるって
勘違いしてる人がいますけど
違います。
自分以外の誰かの判断でしか
動けないっていう所謂
依存の状態です。
頭の中で
メリットデメリットを判断して
誰かの期待に応えようとしてる
あるいは
人から嫌われることを気にしてる。
まさに
他人軸で生きてるってこと。
たくさんの人と共に生きている以上
100%完璧に
自分軸で生きる
ってのは難しいです。
おそらく無理です。
だから要は、自分が
何が好きか
何が得意で
何を大事に
生きたいのか。
自分で自分をちゃんと理解して
その軸を中心に構えておくこと。
できるだけそこからブレないような
考え方や言動を自分で選択してく。
いつも主語は
「自分」
で考える。
これめっちゃ大事です。
それと同時に
他人の”自分軸”を
尊重すること。
ここもできるようになると尚良し。
これがたぶん
苦手な人が多いです。
どうしても他人を
自分の”自分軸”に巻き込もうとします。
私もやってしまいがちです。
特に子どもたちに対して・・・
この日々のblogも
「私が」思うこと
「私が」好きなこと
「私が」大事にしてるモノ
を
「私が」好きなタイミングで
「私が」好きなように
発信しているので
読んでくれた誰かと
価値観が違うからといって
それは全く問題ではありません。
どちらが正しいかを論じることは
無意味です。
無駄です。
もちろん!
同じ価値観の方と
知識や思いを共有できることは
私の幸せだし
違う価値観の方の
”自分軸”を知ることは
私の学びです。
自分軸で生きることが上手くなると
いい意味で
周りはどうでもよくなります。
そして
自分以外の人を
ありのままで
認められるようになります。
いい意味で
諦められるようになります。
孔子の言葉にもありますね。
他人が自分を認めないことを
気にするな。
自分が他人を認めようとしないことに
悩め。
ちなみに
自分以外のすべての人を認める
って、決して
すべての人の意見に共感して
仲良さそうにする
ってことじゃありません。
私は
自分に必要ないな、とか
明らかに自分と合わないな
と感じる波動の人とは
すぐに距離を置くようにしてます。
(ここはホントに全力で)
それはその人を
否定しているのではなく
それぞれに必要な
生きる場所が違うことを
認めてるだけです。
つまり
無理して交わろうとしない
ってこと。
それぞれの場所で
それぞれに必要な生き方をする。
これがベストだと思っています。
誰もが”自分軸”で今という時間を
堂々と精一杯
気持ちよく生きていくこと。
これがまさに
風の時代に求められる姿です。
あなたの自分軸は
今ココに
ちゃんと存在してますか?
合掌
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自分軸で働きましょう!!
ピラミッド型のシステムの中に身を置き
時間を切り売りして
奴隷のように働くスタイルは
もう終わりました。
これからの時代は、
・いつ働くか
・どこで働くか
・誰と働くか
・いくら稼ぐか
すべてを自分で選び決める時代です!
自分軸styleの働き方