
毎月8日は【果物の日】毒をまとうフルーツたち〜ポストハーベストの罠〜
2022/05/08
黄色い食べ物ってなんだか
見てるだけで元気になれません?
黄色って太陽の色です。
生きる力や希望
明るさや喜びを与える色。
だから子どもの色とも言われますね。
(しまじろうやピカチュウが
黄色に設定されているのも納得)
さて、黄色い食べ物というと
真っ先に浮かぶのはこのあたり?
レモン&バナーナ。
(Pixabay)
レモンは
ビタミンCが豊富で
疲労回復や美肌効果があり
腸からの脂肪の吸収を抑える
などなど
健康志向の女性や
若者に人気の高い果物です。
(Pixabay)
手で皮をむくことができて
比較的、価格も年間を通して
安定しているバナナは
おいしいだけでなく
含まれる栄養もバランスがとれていて
とっても優秀な野菜です。
バナナは果物じゃなく野菜です。
一般的には果物と認識されるので
「果実的野菜」になります。
固いものが苦手な赤ちゃんや高齢者にも
大人気ですね。
しかし!
残念なお知らせです。
実はこれらの食品こそが
私たちの体を
健康から遠ざけているかもしれない。
そんな悲しい現実があります。
ではいきましょう。
【ポストハーベスト農薬】
防カビ剤
(Amazonより)
ポストハーベスト農薬とは
→収穫(ハーベスト)された
後(ポスト)
収穫物に散布する農薬
のことをいいます。
よく見かけるのは以下の4つ。
①OPP
(オルトフェニルフェノール)
防カビ作用が高く、かんきつ類の表皮に
散布・塗布して用いられます。
②TBZ
(チアベンダゾール)
食品添加物(防カビ剤)の他に
農薬(殺菌剤、殺虫剤)や
動物用医療品としても利用されています。
柑橘類にはワックスに
このTBZを混入して浸透させたり
バナナには収穫時にスプレーしたり
TBZ溶液に浸したりして
防カビを行います。
③イマザリル
物質名はエニルコナゾール。
海外では農薬(殺菌剤)として
使用されることもありますが
日本では農薬としての登録はなく
防カビ剤(食品添加物)のみで
取り扱われています。
カビの発生を防止する効果が高く
比較的水に溶けやすいため
ワックス処理液と一緒に浸けたりスプレーしたりして
果物の表面に防カビ処理を施します。
④2.4-D
免疫機構を阻害したり
胎児に奇形をもたらす危険性のある
ダイオキシンが使用されています。
(wikipediaより)
(引用元)
体内に入ると、生殖機能の低下や細胞の癌化など
深刻な症状を引き起こしますが
特に有名なのが胎児の奇形です。
そうです、ベトナム戦争で使用された
枯葉剤と同じです。
枯葉剤による被害事実は
戦後40年以上がたつ現在でも
解決されていません。
そもそも、なぜこういった農薬が
使われるようになったかというと。
遠い外国へ時間をかけて運ばれる輸出農産物は
その運送時間が長くかかるほど
運搬中に発生する害虫や
カビなどによって品質を悪くして
商品価値を下げてしまう危険性があります。
また、万一そういったものを口にした消費者が
食中毒を起こしたら大変な問題となります。
これらのことを防ぐために
使われるのが
ポストハーベスト農薬
というわけです。
「だったら私たち消費者のことを考えて使ってるわけだし
きちんと国が認めた、安全な薬が使用されてるんだから
大丈夫じゃない?」
と思う人もいるかもしれませんが
ちょっと待ってください。
こんな事実を知ってますか?
※防カビ剤(ポストハーベスト農薬)は通常
畑で使われる農薬の100~数百倍
濃い濃度で使われている。
※農薬は表面に付着するだけではなく
皮の中にまで
浸透する危険性がある。
※使われる薬剤の中には
発がん性や催奇形性が
疑われるものも存在する。
※防カビ剤は
国内で農薬として使うことは
禁止されているのに、
輸入されてくる農産物に塗られるのは
OKになっている。
日本では・・・
防カビ剤は、食品に付着した
カビの繁殖を防止するのに用いられる
食品添加物という扱いです。
おかしいですね?
(Pixabay)
外国でワックスに混ぜられ
柑橘類の表面に糊塗される
防カビ剤(農薬)は
日本に輸入される際に
『食品添加物』として分類され、なぜか
制限されている
『農薬』ではない
という建前になります。故に
流通が認められます。
つまり
本来は「農薬」であるものが
輸入食品の「食品添加物」として
扱われることにより
規制をすり抜けるというわけです。
(引用元)
このダブル・スタンダードの背景には
1970年代に勃発した
「日米レモン戦争」があります。
日本政府は1974年
OPPが大量に付着したレモンを入国禁止にして
海洋に捨てました。
これにアメリカ政府は
「日本は太平洋を
レモン入りカクテルにするつもりか!」
と激怒し日本の自動車の輸入制限をかけてきました。
結果1977年に日本は何と
OPPを含む防カビ剤を使用した食品の輸入を
解禁してしまいます。
しかもOPPは農薬ではなく
食品添加物という位置づけになりました。もちろん
アメリカ国内の食品には使われていません。
OPPが大量に付着したレモンを入国禁止にして
海洋に捨てました。
これにアメリカ政府は
「日本は太平洋を
レモン入りカクテルにするつもりか!」
と激怒し日本の自動車の輸入制限をかけてきました。
結果1977年に日本は何と
OPPを含む防カビ剤を使用した食品の輸入を
解禁してしまいます。
しかもOPPは農薬ではなく
食品添加物という位置づけになりました。もちろん
アメリカ国内の食品には使われていません。
日本の食品安全行政は
アメリカの外圧に屈し
国民の健康を守るという
義務を放棄した
といえると思います。
そしてその結果、現状のように
農薬にまみれた柑橘類が
日本に氾濫することになったわけです。
したがいまして
非常に残念ではありますが
お店に並んでいるんだから
安全でしょ。
そんなにおかしなものは
体に害のあるようなものが
売られるわけない。
なんていう甘い認識は捨てましょう。
私たち消費者は
賢く買い物する必要があります。
防カビ剤が使用された食品を販売する際は
パッケージ売り、バラ売り問わず
陳列棚、品名札、値札などに
「防カビ剤(物質名)使用」の表示義務があります。
なので輸入農産物を買う場合は必ず
チェックしてください。
では、防カビ剤(ポストハーベスト農薬)について
日本政府はどのような立場を
とってるんでしょう?
・ポストハーベスト農薬によって
虫や細菌の繁殖を防いでいるメリットは大きい。
・やめれば、食中毒などの被害が増える。
・発ガン性については食品衛生法に基づいて
許容摂取量を規定して管理しており
国民は問題ないレベルの農薬しか摂取していない。
だそうです・・・。
私はこれ、納得できないんです。
だって。
科学的に規定した許容量ってのは
あくまでも統計学に基づいたものです。
例えば
10000人が
100gの農薬を摂取したところ
誰も癌にならなかった。
摂取量を101gにしてみたら
1人以上の人が癌になった!
というデータが取れたら
農薬の許容量は100g
ってことになります。
ここで、です!
じゃあ99gの摂取では癌にならないから
どんどん気にせず摂取して下さい
と言われて
納得できますか?
(illustAC)
統計学は所詮過去のデータの
積み重ねに過ぎません。
100回実験して成功しても
101回目で失敗する可能性を
否定することは出来ないはずです。
と、私は思っちゃうんですけどね。
<防カビ剤の避け方>
まずはできるだけ
国産品を買うことを意識する。
我が国の食料自給率を考えると
難しいかもしれませんが、まずは
国の自給率を上げるためにも
私たち消費者が
国産のもので、且つ
信頼できる優良な作物を購入していく
という姿勢が必要だと思います。
もちろん最近では特に
国産だから安全という神話は
崩れさってしまったので
そこはお間違い無く。
またどうしても
農薬が使用されたものを
食べなくてはならない場合には
0にはできなくても
危険性をできるだけ低くする手立てを
講じるといいと思います。
・よく水洗いして、皮を厚めに剥く。
(Pixabay)
・切る時はできるだけ果肉部分から。
(皮ごと使ったり食べたりする場合)
・塩でこすり洗いをする。
・重曹水やお酢を溶かした水に浸ける。
・下ゆでをする(ゆでこぼす)。
(Getty Images)
などなど。
私は、野菜や果物はできるだけ
国産のオーガニックや無農薬
自然栽培のものを選ぶようにしてますが
それ以上に気を付けていることがあります。
それは
有毒なものを口にしても
体外へ排出できるような
身体を作っておく
ということです。
(illustAC)
デトックスの臓器といえば
「肝臓」です。
特に水に溶けない脂溶性の毒物は
肝臓に頼る以外に方法がありません。
ですが!
残念ながら現代人は肝臓に
決定的なダメージを受けていて
デトックス機能が弱りまくっていると
思われます。
なぜだと思います?
それは
植物油脂を
過剰摂取してるからです。
(植物油脂で調理する物が多い)
(Pixabay)
植物油脂で加熱調理したものを食べると
肝臓障害が起こることが実験で示されてます。
また、現代人の大好きな
加工食品には大量にこの
「植物油脂」が使われてます。
(引用元)
肝臓さんのためにも
油の摂り方を改めてくださいね。
肝臓へのダメージを減らせたら
次のステップとして
まずは植物油脂を減らすことが優先ですよ。
「引き算」です!
例えば
長ネギやニンニク、玉ねぎや海藻を
意識して摂ることもおすすめです。
これらの食品には、体内の毒素を
無毒化する効果があるといわれる
「セレニウム」が多く含まれています。
あと、「クロレラ」もいいかな。
(Pixabay)
「生命あるものは
丸ごと全部食べる」
というのが大切な食習慣ですが
クロレラは59種類以上の栄養素が
バランス良く配合されていてしかも
アミノ酸スコア100の
ホールフード(一物全体食)です。
またデトックスには
食物繊維と
クロロフィルの摂取が重要
と言われますが
クロロフィルが多く含まれる
という点ではクロレラが群を抜いてます。
デトックスのサポート役としては
とっても優秀ではないかと思います。
さらに
日々適度な運動で汗をかき
水分(塩分入り)をまめに摂ることも
おすすめします。
(余談ですが、私は水は
ペットボトル容器(水筒)には入れません。)
毒素の排出には
汗をかくことも重要です。
私は毎朝30分ほど散歩に出かけます。
大好きな愛犬とのデート(笑)
もちろん、愛犬のため、もありますが
それ以上に
自分の健康のため、でもあります。
(Pixabay)
若い頃は汗をかくって、なんだか
汚れるイメージで嫌いだったんですが
その汗で体内毒素が流れ出ているんだ!
と思うようになってからは
汗をかくことが好きになりました。
基本的に朝5時半~6時が散歩timeです。
よかったらあなたも一緒にいかがですか?
歩くといえば
医学の父ヒポクラテスも言ってます。
歩く事は人間にとって
最良の薬である
車に乗らない
エレベーターを使わない
そんな日を意図的に作るのも
おすすめです。
現代はとにかく生きているだけで
毒物を大量に摂取してしまう時代。
大気汚染・水質汚染・食物汚染
医薬品・ワクチンといった
目に見えるものから
5Gや放射線などといった
目に見えないものまで
本当に poison paradise といっていい。
どんなに注意してても
これらを完璧に防ぐことは不可能です。
だからこそ
毒を自分で出せる力が本当に必要。
先程も言いましたが
健康への第一歩はまず
「マイナス」すること。
溜め込んでしまった毒物を出す。
入ってくる毒物を避ける。
ここからスタートです。
合掌